見ているWEBページに改行を入れる (Firefox編)
WEBページを見ていて改行無しで見辛いと感じた場合に、WEBブラウザ「Firefox」で、「FoxReplace」という文字列置換用のアドオン(拡張機能)を使い、改行の無いのWEBページに改行を入れて見やすくする方法です。
一部、置換処理によって正しく表示されなくなるサイトもあり、自動的に処理する設定にしている場合は、その都度オン/オフの対処が必要となりますので、その点はご留意ください。
Firefoxブラウザのインストール
Firefoxをインストールされていない場合は、以下のページを開き、ダウンロード用のリンクをクリックし、ファイルをダウンロード(保存)し、ダウンロードしたファイルを実行し、インストール処理を完了させてください。
Firefoxは、既定のブラウザ、優先ブラウザ(いつも使う通常のブラウザ)に設定する必要はありません。
FoxReplaceアドオンのインストール
Firefoxを起動し、こちらの「FoxReplace」のページを開き、「+ Firefoxに追加」をクリックします。
(アドオン検索や、WEB検索で「FoxReplace」を検索しても良いです。)
FoxReplaceアドオンの設定
設定画面を開く
右上にあるFoxReplaceのボタンをクリックし、「Options...」をクリックします。
(ボタンのアイコンは異なる可能性があります。)
FoxReplaceの設定画面が開きます。
置換設定の作成
置換の設定
「Replace」の下の入力欄をダブルクリックして「。」と入力し、
「With」の下の入力欄をクリックして、「。<br><br>」と入力して(「<br>は半角」)、Enterキーを押します。
上記の意味は、
「<br>」は改行を表しますので、
「。」を、「。と改行2個」に置き換えるという意味です。
つまり「。」の後に改行を2個入れるという意味になります。
「、」の後に改行を1つ入れたい場合は、下の空の行の
「Replace」の入力欄をダブルクリックして、「、」と入力し、
「With」の入力欄をクリックして「、<br>」と入力して、Enterキーを押します。
設定の保存
下部にある「OK」をクリックします。(スクロールが必要な場合もあります。)
以上で設定は完了です。(まだ反映はされません。)
FoxReplaceアドオンの使い方
自動で置換を行う場合
右上にあるFoxReplaceのアイコン(デザインは変更される可能性があります)をクリックし、
「Apply automatic substitutions on page load」をクリックし、
チェックが入った状態にします。
WEBページの置換がされない場合は、「F5」キー等を押してページを更新します。
置換により、WEBページが正常に表示されない場合は、このチェックを外して、ページを更新してください。
又、そのサイトのURLを除外URLとして登録しておいても良いかと思います。
手動で置換を行う場合
右上にあるFoxReplaceのアイコンをクリックし、
「Apply manual substitutions」をクリックすると
表示中のWEBページに対して置換処理が行われます。
対象URLや除外URLを指定したい場合
特定のサイトを除外したい場合は、以下の除外URLの設定をしてください。
(例:「yahoo」を含むURLのページには改行を入れない、等。)
特定のサイトのみ対象としたい場合は、以下の対象URLの設定をしてください。
(例:「news.yahoo」を含むURLのページにのみ改行を入れる、等。)
より高度なサイトの指定がしたい場合は、以下の高度なURLの設定をしてください。
(例:基本的に全ページに改行を入れる、しかし、「yahoo」を含むURLのページには改行を入れない、しかし、「news.yahoo」を含むURLのページには改行を入れる、等。)
除外URLの設定
右上にあるFoxReplaceのボタンをクリックし、「Options...」をクリックします。
「URLs」をクリックします。(既に選択されている場合は結構です。)
下の欄の「Type URL...」をダブルクリックし、
半角「-」を入力し、続けて除外したいURLに含まれる文字列を入力し、
「-除外するURLに含まれる文字列」という形式で、除外するURLに含まれる文字列を半角で書き込み、Enterキーを押します。
例えば、「google」が含まれる全てのページを除外したいなら、「-google」と登録します。
「Google翻訳」のページ(https://translate.google.com/)だけ除外したいなら、例えば、以下のように書きます。
-translate.google
-translate.google.com
-https://translate.google.com/
短かく書くと曖昧になり、長く書くと厳密になります。
下部にある「OK」をクリックします。
URLの設定は以上です。
動作を確認して問題無ければ、FoxReplaceの設定のタブを閉じます。
対象URLの設定
右上にあるFoxReplaceのボタンをクリックし、「Options...」をクリックします。
「URLs」をクリックします。(既に選択されている場合は結構です。)
下の欄の「Type URL...」をダブルクリックし、対象となるURLを半角で書き込み、Enterキーを押します。
(例:「https://news.yahoo.co.jp/」、「news.yahoo」等)
下部にある「OK」をクリックします。
URLの設定は以上です。
動作を確認して問題無ければ、FoxReplaceの設定のタブを閉じます。
高度なURLの設定
工夫次第で様々な指定が出来るかと思いますが、ここでは仮に、以下のような設定の仕方をご紹介します。
- 全サイトを処理する
- ただし、「yahoo」を含むURLは処理しない
- ただし、「news.yahoo」を含むURLは処理する
右上にあるFoxReplaceのボタンをクリックし、「Options...」をクリックします。
「URLs」をクリックします。(既に選択されている場合は結構です。)
下の欄の「Type URL...」をダブルクリックし、「-yahoo」を半角で書き込み、Enterキーを押します。
下部にある「OK」をクリックします。
「+ Add」をクリックします。
「Name」の欄に任意の名前を入力します。
「HTML」の欄をクリックし、「Output only」をクリックします。
「URLs」をクリックします。(既に選択されている場合は結構です。)
下の欄の「Type URL...」をダブルクリックし、「news.yahoo」と半角で書き込み、Enterキーを押します。
「Replace」の下の入力欄をダブルクリックして「。」と入力し、
「With」の下の入力欄をクリックして、「。<br><br>」と入力して(「<br>は半角」)、Enterキーを押します。
「、」の後に改行を1つ入れたい場合は、下の空の行の
「Replace」の入力欄をダブルクリックして、「、」と入力し、
「With」の入力欄をクリックして「、<br>」と入力して、Enterキーを押します。
下部にある「OK」をクリックします。
URLの設定は以上です。
動作を確認して問題無ければ、FoxReplaceの設定のタブを閉じます。
より高度なURLの表現方法
より高度なURLの表現(指定)がしたい場合は、以下のような表現も可能です。
「https://~.google.com/」を表したい場合は、
「https://*.google.com/」と書きます。
半角「*」(アスタリスク)を使って表現しています。
「https://translate.google.com/(ここでURLは終わり)」を表したい場合は、
「https://translate.google.com/|」と書きます。
半角「|」(パイプ、縦線)を使って表現しています。
又、正規表現(更に高度な表現)にも対応しています。
詳しくは、FoxReplaceのアイコンを右クリックして、「Help」をクリックするとヘルプ(英語)が見られます。
置換やURLの設定を再編集したい場合
右上にあるFoxReplaceのアイコンをクリックし、
「Options...」をクリックし、
「Name」の欄で、対象の設定名をダブルクリックし、
「Substitutions」や「URLs」をクリックし、
内容を編集し、
下部の「OK」をクリックします。
置換設定を削除したい場合
名前を付けた設定を、丸ごと削除したい場合
右上にあるFoxReplaceのアイコンをクリックし、「Options...」をクリックします。
その設定名の行の右端にある「×」ボタンをクリックします。(右にスクロールする必要がある場合もあります。)
FoxReplaceの設定のタブを閉じます。
名前を付けた設定内の、個別の設定を削除したい場合
右上にあるFoxReplaceのアイコンをクリックし、「Options...」をクリックします。
「Name」の欄で、対象となる、名前を付けた設定名をダブルクリックします。
置換設定を削除したい場合は、「Substitutions」をクリックし、対象置換設定の右端にある「×」をクリックします。(あるいは、その項目をクリックして選択して、「Delete」キーを押しても良いです。)
URLの設定を削除したい場合は、「URLs」をクリックし、対象URL設定の右端にある「×」をクリックします。(あるいは、その項目をクリックして選択して、「Delete」キーを押しても良いです。)
下部の「OK」をクリックします。
FoxReplaceの設定のタブを閉じます。
FoxReplaceアドオンを削除したい場合
Firefoxの画面の右上にある「≡」をクリックし、
「アドオンとテーマ」をクリックし、
「FoxReplace」の右端にある「⋯」をクリックし、
「削除」をクリックし、
「削除」をクリックします。
Firefoxブラウザを削除したい場合
一般的なソフトと同じようにアンインストールします。