PC-More

パソコンの基本操作や使い方、便利化、カスタマイズ方法、フリーソフト等の紹介。

PCが重い場合の対処法

パソコンが重い場合の対処法です。

「タスクマネージャー」を使って重いプロセスを終了させる

Windows標準の「タスクマネージャー」を使った例です。

プロセス」とは、動作している処理(プログラム)です。

今回はWindows10での例で、その他のWindowsでは名称等が少し異なりますので、近いものを選んでいってください。

タスクマネージャーの起動方法は、最近のWindowsであれば、ShiftキーとCtrlキーを押しながら、Escキーを押すと起動出来ます。開いた画面で、左下に「詳細」がある場合は、それをクリックすると詳細表示になります。 起動出来ない場合はこちらをご参照ください。

タスクマネージャーを起動し、「プロセス」タブ(又は「詳細」タブ)で、「CPU」をクリックします。
Windows7の場合は「すべてのユーザーのプロセスを表示」もあればクリックしてください。)
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上が広がったマークが出ればOKです。処理が多い順に上から並んでいます。
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又、「詳細」タブではファイル名が直接見れます。又「説明」の欄も参考になるかと思います。
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名前の欄で、上から処理が多い順に並んでいますので、名前から推測し、停止させても良さそうなものを探します。
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停止させても良いプロセスかどうか分からない場合は、その名前をWEB検索して調べます。(Windows10では名前を右クリックして「オンライン検索」で検索出来ます。)

その際、トラブル解決系のソフトは危険なのでダウンロードしないでください。情報を見るだけに留めてください。

又、Windowsの一般的なプロセスはこちらでご確認ください。

終了させても問題なさそうなプロセスを見付けたら、その名前を右クリックし、「タスクの終了」をクリックして終了させます。
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プロセスを終了させてPCの動作が軽くなったら、そのプロセスが重さの原因であった可能性が高いです。

そのプロセスを二度と起動させたくない場合は、そのプロセスの名前と、「無効」や「停止」や「削除」等のワードを合わせてWEB検索すると、起動しないようにしても問題ないかや、起動しないようにする方法が分かるかと思います。この場合もソフトはダウンロードしないでください

又、「CPU」で調査してそれらしいプロセスが見付からなかった場合は、「メモリ」やその他でも調査してみると良いかと思います。

「Dynamic Dependency Walker」を使って重いプロセスを終了させる

Dynamic Dependency Walker」というフリーソフトを使った例です。

重くなった直後に使うと効果的なソフトです。

ダウンロード

こちらの「Dynamic Dependency Walker」のダウンロードページを開き、「このソフトを今すぐダウンロード」をクリックし、ファイルを保存します。ページに広告があるのでご注意ください。
保存方法が分からない場合

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(※ページのデザインは異なる場合があります。)

展開(解凍)

保存した圧縮ファイル「ddepend」(.lzh)を展開(解凍)します。
展開方法が分からない場合

実行

展開して出来たフォルダ内にある「ddepend」(.exe)ファイルをダブルクリックします。
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以下のような画面が出ます。
上から、後に起動した順にプロセスが表示されています。
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見づらい場合は、境界をクリックしながら移動させる事が出来ます。
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上の方あるプロセスが、後の方に起動したプロセスであり、PCを重くしている原因の場合が多いので、上の方を中心に見ます。

ただ、ある程度前に実行されたプログラムが重さの原因である場合もあります。

よく分からないプロセスは、その名前(〜.exe)をWEB検索してみてください。その際、トラブル解決系のソフトは危険なのでダウンロードしないでください

Windowsの一般的なプロセスはこちらでご確認ください。

終了させても良さそうなプロセスが見付かったら、それを右クリックして「強制終了」をクリックします。
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これで、プロセスが終了されます。

動作が軽くなったら、それが原因だった可能性が高いです。

そのプロセスを二度と起動させたくない場合は、そのプロセスの名前と、「無効」や「停止」や「削除」等のワードを合わせてWEB検索すると、起動しないようにしても問題ないかや、起動しないようにする方法が分かるかと思います。

強制終了後は、上部メニューの「表示」をクリックし、「最新の情報に更新」をクリックして、リストを更新させてください。
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又、プロセスを右クリックして、「アプリケーションディレクトリを開く」をクリックすると、そのプログラムがあるフォルダを開く事が出来ます。
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「Process Monitor」を使って重いプロセスを突き止める

「Process Monitor」というソフトを使うと、活発に処理を行っているプログラム(プロセス)を調査する事が出来ます。タスクマネージャーよりも詳細な情報が分かります。

詳しい使い方はこちらのページをご確認ください。

PCを再セットアップする

重さの原因となるプロセスを見付けられない場合は、PCを再セットアップ(リカバリー)してPCを初期化するか、Windowsをクリーンインストール(設定を引き継がないインストール)する方法もあります。

再セットアップ方法は、説明書を見るか、PCのモデル名や型番 + 「リカバリー」等のワードでWEB検索すると方法が分かるかと思います。

Windowsのクリーンインストールにつきましては、Windowsのインストールメディア(CD/DVD/USBメモリ)が必要となりますが、お持ちでない場合、Windows7以降のプロダクトキーがPC本体にシールとして貼られているか、PC自体に記録されていれば、Windows10やWindows11をマイクロソフトのサイトからダウンロードして、DVDやUSBメモリに書き込んで、インストールする事が出来るかと思います。
(Windows11はある程度新しいPCにしかインストール出来ません。)

詳しい方法は「windows11 インストール方法」や「Windows10 インストール方法」等でWEB検索すると解説サイトが見付かるかと思います。

PCの性能を上げる

何をやっても改善しない場合は、物理的にPCの性能を上げる方法もあります。

方法は以下の通りです。

  • メモリ(一時的な記憶装置)の容量を増やす
  • ストレージ(記憶装置)がHDDなら、より高速なSSDに換装する
  • CPU(処理装置)を交換可能な上位のものと交換する

PCパーツには相性がありますので、購入前に入念に調べる必要があります。相性の難しさで言えば、「CPU > メモリ > ストレージ」の順かと思います。接続規格が合っている事は大前提で、それプラス互換性や相性の問題があります。

詳しい交換方法は、「メモリ 増設」「HDD 交換」「SSD 交換」「CPU 交換」等でWEB検索なさってください。

パーツを交換する時の注意点は、電源コードやケーブル類を全て抜き、電源ボタンを押し、数分放置し、出来れば手を怪我しないように、静電気の発生しない手袋をして作業するのが良いかと思います。静電気が発生するとPCやPCパーツが故障する場合がありますのでご注意ください。

又、パーツ交換の手間やリスクを考えると、PC自体を買い替えた方が良い場合もあります。